世界樹の迷宮

ネタバレを恐れるのであれば、
貴方はここから先を読まずに立ち去ることを選ぶことも出来る。
結局、小説風プレイ日記は書けませんでした。な〜む〜
未だブシドーすら加入可能になってませんが、
先行して書いていたカースメーカー加入小説を
折角なので置いておこうと思います。他にも色々書いてはあるんだけど…

カースメーカー♀・ロレア

目が覚めた時、既に陽は随分と高くなっていた。
部屋をゴロゴロと転がって、ボトルに手を伸ばす。
手に取って、その軽さに昨晩空になったことを思い出す。

そういえば、最後に呪いの術式を使ったのは何時だったろう?
使い手が少ない分、一時期は目の回る程仕事をし、
その分、使いきれない程に路銀が溜まっていたのだが、そういえば残り少ない。
少々、休養が長すぎたようだ。
無駄遣いに耽っているうちに術式もすっかり忘れてしまっていることに気付く。
そろそろ、こんな生活にも飽きてきたことだ。丁度いい。
ここは噂に名高い迷宮の地、エトレア。
リハビリついでに挑んでみようじゃないか。
富と、名誉と、ついでに少しばかりの知的好奇心を満たしに。

さて。迷宮に挑むといっても、流石に一人では無理というもの。
そもそも、私は直接的な戦闘には向いていない。
補助とか撹乱とか邪魔とか横どりとか……おっと。
とにかく仲間を見つけないといけない。

久しぶりの外は、冬だというのに妙に暑かった。
なんでも、このところ迷宮を求めて訪れる冒険者が急激に増えているそうだ。
やれやれ。私の気まぐれは、そんな彼等の熱気にあてられてしまったからなのだろうか。
そんな私の前を、迷宮へと向かおうとしている4人組が歩いていた。

やあ。君たち。魔法使いは要らないかな?
私の業は、ちょっと特別だよ?