キルラキル

ちょっと遅くなったけど一応書いておく。


グレンラガンのスタッフという話で、グレンラガンは終盤失速したと感じていたので
ちょっと不安に思っていたのだけど。終わってみれば文句なしの出来栄えでした。


物語としては敵も味方もきちんと絆と信念を持っているのが好印象だったかな、と。
たとえば皐月様は四天王と本能寺学園の生徒をどっかで切り捨てるんじゃないか、とか
針目縫は最後は羅暁にポイ捨てされるんじゃないかとか、そんなことを気にしていたのですが。
そんなことはなかったのが個人的には見ていて心地よく楽しめたのかなぁ、と。*1


一方で、主人公たる流子ちゃんはたびたびそれに近いようなことをしでかしていて、
後半で敵側に洗脳された際に色々言われてしまったのはその辺の積み重ねなのかなぁ、とも。
未熟な主人公が物語を通して成長していくというのは、ごくごくよくある筋書きなのですが、
前述した件も合わせて、他キャラクターが皆それなりに自らの芯を持っているのに対し、
主人公のみが未熟であるというのがバランスとして若干まずかったのかなぁ、とは思います。


さて、キルラキルは後腐れはほとんど無く、綺麗に完結しました。
私としてはキルラキルは「終わる物語」だと思うので、重箱の隅をつつけばネタはあるだろうけど
寂しくとも二期とか続編とかやらずにこれで完結で良いと思っています。
まあ、いつものパターンから考えて再編集劇場版はやるんじゃないかなぁ。。


おまけ。

作品テーマ的には実のところあまり共通点は無いのだけど。
2番の歌詞との親和性が凄い。

*1:そういう展開を必ずしも否定するつもりはありません