スーパー戦隊MOVIEパーティ 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー/魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO

タイトル長っ。


改めて。感想を一言でいうとプリキュアだった。






いや、流石に結論を急ぎすぎた。順を追おう。


まず今回は2本立てで、前半がそろそろ放送終了時期のリュウソウジャーと前回戦隊のルパパトの共演映画。
VSとなってるけど別に戦わない*1のは東映のお約束。
幽閉されてたギャングラーの残党のガニマがクレオンに偶然解放されて、
色々あって地球を取るか*2仲間=騎士竜を取るかの選択を強いられることになる。
リュウソウジャーの取る選択は……という流れ。
ギャングラーが相手だったのもあって、どちらかというとルパパト追加エピソードといった趣があった。
ただ終盤の盛り上がりは前述の地球か仲間かの選択のところでは
当然ながらリュウソウジャー主体で、
若干パトレンが上から目線すぎない、とか思ったりしたが
うまく両者を立たせた共演だったと思う。


他ちょっと面白かったのは、ガニマの生み出したマイナソーを追って街中に出た時、
リュウソウケン抜身で持ってて、見た目ちょっとヤバイな、とか思ってたら
本当に周りの人がヒソヒソし始めて、通報されてパトレンが来たとこで、
あー、そうですよねそうなりますよね、みたいな顔になった。
それでまた相手がバンバだから塩対応されて、お巡りさん大変ですね、みたいな(笑)
まあ、あんだけ派手にやってるのに何でリュウソウジャーのこと知らないの?という疑問はあるが。


後半は新戦隊の魔進戦隊キラメイジャーの前日譚。
放送前にちょっとした顔出しじゃなくてちゃんとした話をするのって珍しいというか初ではなかろうか。
話としては、事の始まりである宝石の国が滅ぼされて姫が脱出し、次の標的である地球で対抗するべき戦士を探すというもの。
5つの宝石によって5人の戦士が選ばれるのだが、でかい宝石がひょこひょこ宙に浮かんで喋りだすのには吹いた。
シュール過ぎる……
4人までは集まるが赤と思われる高校生?には辿り着くことなく映画は終わる。
おそらくあいつが赤になる話がTV1話になるのであろう。


ところで上のあらすじ。何か思わないだろうか。
ちょっとファンタジーな世界が悪の組織によって滅ぼされ、
逃げ出した不思議生物が不思議パワーでもって正義の戦士を誕生させる。


…これ、完全にプリキュアの構造ですよね。


キラメイジャーは地球側にそれを支える組織がちゃんとあって、
リュウソウジャーのような根無し草戦隊では無いので、その辺プリキュアとも違うのだけど、
最初にあらすじを聞いた時はプリキュアとしか思えなかったし、エピソード0を観た感じで
その印象は増したと言わざるを得ない。


というわけで今回の映画はプリキュアだった。……というわけではない。


本当の恐怖*3はこれからだったのだ。
と言っても私はパンフをチラ見したおかげである程度心の準備は出来ていたが、それでもアレは厳しかった。
そう、それはキラメイジャーのエンドロール後に訪れた。
ネタバレになるので詳細はカットするが、プリキュアとの共演となったのである。
いや日アサ繋がり以外なにも前振りなかったじゃん……どういうことなの……
という戸惑いをよそにエンディングダンスを一緒に!となるのだが。


実のところ先に購入していたパンフで「エンディングダンスにプリキュアも登場!」とあったので、
よく分からんがプリキュアが出るんだなぁ、というのは分かっていた。というか覚悟していた。
実際に観てみたら実写+プリキュアは結構きつかったが、問題はそこではなく。
「エンディングダンス」ああ、そういやリュウソウジャーのエンディングもケボーンダンス踊ってたなぁ。
本編でもダンス動画に撮って配信しよう、なんて小話もあったなぁ、そこで一緒に踊るのかぁ、と思ってたわけですよ。


なんで、スター☆トゥインクルプリキュアのエンディングに戦隊が参加する形なんだよ!
色々ときっついわ!


いやまあね、私はプリキュアも観てますし最近のキッズはそこら境界あいまいらしいですけどね。
それでもここでこれは厳しいです……テーマ的にも明後日だし……
一応その後でリュウソウジャーのEDにスター☆トゥインクルプリキュアが参加するバージョンで締めになったし、
そっちはまあ特にキツくはなかったんだけれども。


というわけで改めて感想を一言で云うと。「プリキュアだった」

*1:最初若干諍いはあるけど

*2:地球の平和と書こうと思ったが、そういやあいつ明日には地球は半分になるとか言ってたから多分地球がピンチ

*3:失礼