御影瑛路作品

比較的最近に読んだもの色々。

空ろの箱と零のマリア7からの流れで購入した御影瑛路作品。
人類の天敵が出現し、呼応するかのようにその天敵として魔法少女が誕生するという流れは、
一見では斬新な気がしたのだけど、よく考えたら規模がデカイだけで割りと普通の流れだった。
斬新なのは、人類の天敵を滅ぼした後、魔法少女が後釜に収まったところだけど。
世界観が世界観だけに、まあ人が死ぬ死ぬ。
結構エグい死に方も多くて、零マリのような仮想世界みたいな言い訳も無いので
なかなか心に来るものがあった。
あんまりそういうのに耐性ないの……


それはそれとして。
便利だな、「ココアにミルクを混ぜるが如く」!
1巻では人類最強に合点の行く理屈を付けたけど、
2巻はちょっと乱用がすぎませんかねぇ。


耐性ないと言いつつ、2巻で終わりなのは残念だ。
というか、明らかに物語終わってないというか、
始まってすら無いというか……
後書きで続き書きたい的なことを露骨に書いてるから、書く気はあったんだろうなぁ。
残念だ。

  • あなたが泣くまで踏むのをやめない!!
  • あなたが踏むまで泣くのをやめない!!

あなたが踏むまで泣くのをやめない!! (電撃文庫 み)

あなたが踏むまで泣くのをやめない!! (電撃文庫 み)

同じく御影瑛路作品。読んだのは魔法少女より先。
タイトルに物凄い引いたけど、一応買うだけは買っていたシリーズ。


ある意味でタイトル通りのアレな作品であり、
ある意味で御影瑛路らしい作品ともいえた。
本質的にミステリーというか、ロジックで語るタイプの人なんだな。


病気がロジックの1つとして出てきたことについては、
闘病中の身としてはちょっと気になるところではあったけど、
不快な展開になったわけではないけどそこは問題なし。


これもまだ語ることを残しているみたいだけど、
魔法少女とは違って各巻でそれなりに話まとまってるから、
これで終わりでも悪くはないかな。